イヌケホシダ

 Thelypteris dentata (Forssk.) E.P.St.John  [ヒメシダ科]

 原産地は熱帯~亜熱帯。日本ではじめ頃に見つかった場所は『日本のシダ植物図鑑3』によると、鹿児島県十島村中之島(内藤喬、1933)、大分県別府市鉄輪(滝一郎、1950)である。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「錦町広瀬、1971年12月26日、真崎博」が最初である。現在(2017)、人家や田畑の石垣の間など、かなり多く見られる。(南敦)

山口県防府市防府天満宮 2016年1月2日 南敦撮影


〈胞子〉山口県防府市防府天満宮 2016年1月2日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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