トクサバモクマオウ

琉球列島

Casuarina equisetifolia L.  [モクマオウ科] 

別名:トキワギョリュウ、モクマオウ

 オーストラリア、タスマニア島原産の高さ10mほどの常緑高木。日本では沖縄県や東京都小笠原諸島などで、海岸の防風林や街路樹として広く栽培されているが逸出野生化も多い。花は風媒花で、雄花序は尾状の穂状花序を、雌花序は小型の球状または卵形の頭状花序を形成する。雌花序は成熟すると、長さ2~3cmほどの楕円体の集合果になる。山口県では、『山口県立山口博物館収蔵資料目録植物標本目録Ⅰ』によると、「宮古島平良-大野山、1961年7月22日、岡国夫Fr-栽培」がはじめにある。(石光照彦)

沖縄県南大東島 2014年1月13日 石光照彦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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