ヒメフウロ〈通称〉

Geranium robertianum L.  [フウロソウ科]

 日本自生のヒメフウロGeranium robertianum L.は本州・四国(剣山)などの高地(温帯)の石灰岩地に分布。山口植物学会は2009年9月23日剣山高地で採集し、南敦の標本を山口県立山口博物館に納めた。山口博物館の標本記録によると、「都濃郡鹿野町莇が岳、1992年5月、M.Sasaki」が最初である。ところがヒメフウロといわれるものが市販され、逸出も多い。情島のような暖かい所でもよく生育している。両者は似ているが、別の種の可能性がある。(南敦)

山口県周防大島町情島 2017年5月21日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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