パパイヤ

琉球列島

Carica sp.  [パパイヤ科]

 熱帯アメリカ原産の果樹。16世紀のはじめに各地に広まった。日本では琉球列島などで栽培され、生食のほか、ジャムやジュース、漬け物などにされる。通常、雌雄異株であるが、ごく希に両性花をつけるものもある。いろいろな品種があり、雌雄異株のものが各地に逸出野生化している。先島諸島、特に波照間島には多い。琉球列島の南敦らの標本は山口県立山口博物館と広島大学に納めてある。(石光照彦)

〈雌株〉沖縄県与那国島 2014年11月24日 吉岡恭三撮影

〈雄株〉沖縄県与那国島 2014年11月24日 吉岡恭三撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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