オニコウガイゼキショウ

Juncus validus Coville  [イグサ科]

 原産地は北アメリカ。湿地に生える多年生草本。日本には1990年代に岡山県で記録された。山口県では、2016年6月25日、山口植物学会が岩国市愛宕町で調査し、南敦らは山口県立山口博物館に標本を出した。同館では初記録である。茎は高さ0.3~1m。葉は完全な隔壁があり、明らかな葉耳がある。朔果は花被より長くつき出し、長さ約6㎜、先は細くなり尖る。(南敦)

山口県岩国市愛宕町 2016年6月26日 南敦撮影

〈果実〉山口県岩国市愛宕町 2016年6月26日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

0コメント

  • 1000 / 1000