2021.02.27 15:11コゴメミズ琉球列島Pilea microphylla (L.) Liebm. [イラクサ科] 原産地は南アメリカ。世界の熱帯~亜熱帯に広く帰化した。日本には第二次世界大戦後、沖縄県ついで鹿児島県に入った。沖縄県でも与那国島や波照間島には特に多い。日陰のコンクリートやアスファルトの割れ目、湿度の高い所ではその上に一年中生育している。写真の標本は山口県立山口博物館に納めてある。(南敦)
2021.02.27 15:01ナンバンカラムシBoehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nivea [イラクサ科] 原産地はアジア大陸。全面に立った粗い毛を生じる。繊維をとるため日本に渡来した。山口県では、『山口県植物誌』の記録によれば、「宇部市上小野、1957年9月25日、岡国夫」が最初である。繊維は近似のカラムシより強い。その後、ナンバンカラムシから繊維のもっと強いラミーという品種が現れて、第二次世界大戦まで、多くの畑に植えられた。これはその後も道端などに残り増殖している。(南敦)