2021.03.03 01:44タイワンハマハギ琉球列島Synostemon bacciformis (L.) G.L.Webster [ミカンソウ科] 2014年1月12~13日、山口植物学会は北大東島を調査した。1月13日、教育委員会の城間盛男先生のご案内で南東海岸を調査中に見られた。道路やそばの法面に数十本はあった。初発見者の城間先生のお話では、「以前はこんなに多くなかった」とのことであった。私は琉球列島を含め他で見ていない。また、文献を知らない。標本は山口県立山口博物館や広島大学ほかに納めてある。日本ではここだけと思われる。(南敦)
2021.03.03 01:36チュウゴクヒトツバハギ〈新称〉Securinega suffruticosa (Pall.) Rehd. [ミカンソウ科] 中国名は「叶底珠、一叶萩」。2016年9月4日、山口県山口市徳地野谷白井川上流域の「緑資源幹線林道 鹿野-豊田線」法面で採集した。樹幹を切った後に1~1.5mの萌芽が10本位出ていた。萌芽の葉(写真の左と中)は日本のヒトツバハギS. suffruticosa (Pall.) Rehd. var. japonica (Miq.) Hurusawa (写真右)より葉は小さく丸みを持ち、表面につやがある。『中国高等植物図鑑』の図に一致する。日本のヒトツバハギの基本種(母種)になる。標本は山口県立山口博物館に入れてある。(南敦)
2021.03.02 15:16ブラジルコミカンソウPhyllanthus tenellus Roxb. [ミカンソウ科]別名:ナガエコミカンソウ 原産地はインド洋諸島。日本では1992年福岡県で初めて採集された。南敦は2007年10月18日山口市山口駅前と2007年10月27日光市中央に大群生していたので採集し、山口県立山口博物館に納入した。それが山口博物館での初記録となった。その後、徳山駅前、下関市などでも採集した。果実の柄が長いのが特徴。2017年与那国島や波照間島でも多数見た。(南敦)