2021.03.03 02:09コフウセンカズラ琉球列島Cardiospermum halicacabum L. var. microcarpum (Kunth) Blume [ムクロジ科] 熱帯原産の一~多年生草本。日本には沖縄に最初に入ったらしい。『牧野新日本植物図鑑』には出ている。現在(2017)、沖縄県先島諸島の波照間島や与那国島、南北大東島などで多数見て採集している。標本は全て山口県立山口博物館に納めてある。基本種フウセンカズラに比して、全体が小さく、果実の稜は翼となり2~3㎜で広い。山口県にはまだ帰化していない。南敦の自宅では野生状態になっている。(南敦)
2021.03.03 02:04フウセンカズラCardiospermum halicacabum L. [ムクロジ科] 原産地はインドからアフリカ。世界各地で観賞用に栽培され、逸出して野生化した。日本には明治年間に観賞用として入った。第二次世界大戦後は多く栽培され、逸出し野生状態になっている。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録で、「田布施町小行司、1979年7月12日、南敦」が最初である。変種のコフウセンカズラvar. microcarpum (Kunth) Blume は果実の稜(翼)が2㎜以上あり、沖縄方面に多く、南敦らの標本が山口博物館に入っている。(南敦)