2021.03.04 14:11トウネズミモチLigustrum lucidum Aiton [モクセイ科] 中国原産の常緑高木。葉はネズミモチより大きく、長さ4~10cmになる。果実は長さ7~8㎜の球形に近い楕円形、黒紫色に熟す。日本には明治初期に導入された。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「美祢郡美東町中国自動車道、1987年7月14日、岡国夫」が最初である。各地に植えられ野生化している。(石光照彦)
2021.03.04 14:06レンギョウForsythia suspensa (Thunb.) Vahl [モクセイ科] 原産地は中国。茎の髄は中空。花はやや大きい。若い茎の葉は三出葉が多い。日本に植えられているものは、ほとんど他の種と思われる。山口県では、南敦が2015年4月6日に山口市徳地三谷の「緑資源幹線林道鹿野-豊田線」の法面で開花株を採集し、『中国高等植物図鑑』によって、「レンギョウ」と同定した。山口県立山口博物館には写真の標本が出され、同館初記録となった。(南敦)