2021.03.07 05:50ビロードモウズイカVerbascum thapsus L. [ゴマノハグサ科]別名:ニワタバコ 原産地はヨーロッパ。各国に花壇用に入っていったが、逸出も多かった。道端や空き地などに拡がった。日本には、明治時代に入り、同じく至る所に拡がった。山口県では、『山口県植物誌』によると、「徳山市徳山、1969年7月10日、S.Hatabe」がはじめの採集記録であり、その後急増した。2014年には多く見られたが、2015年には2箇所で10本位しか見なかった。(南敦)
2021.03.07 04:45フサフジウツギBuddleja davidii Franch. [ゴマノハグサ科]別名:ニシキフジウツギ、チチブフジウツギ 原産地は中国西部。日本では早くからブッドレアの名で栽培されていた。野生化が見出されはじめたのは1950年代頃である。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「油谷町坂根一位ヶ岳、1978年10月1日、今田岳村」が一番早い。この種の花の色には、紅色、紫色、白色その他がある。南敦は白色の品種を防府市沖高井の駐車場の近くで採集し、山口博物館に出している。白色はごく希である。(南敦)