セイヨウフウチョウソウ

Tarenaya hassleriana (Chodat) Iltis cv.  [フウチョウソウ科]

 熱帯アメリカ原産の一年生草本で、高さ約1mになる。世界中で観賞用に広く栽培されている。日本には明治初期(1870年頃)に導入された。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「場所記入なし、1905年、小田常太郎」が最初である。希に野生化したものが見られる。花弁は4枚で長い花柄がつき、雄しべと雌しべが長く伸び、風に舞うチョウの羽と触角を連想させる。(石光照彦)

山口県柳井市新庄 2009年6月28日 石光照彦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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