ハナハギ

Campylotropis macrocarpa (Bunge) Rehder  [マメ科]

 原産地はモンゴル・中国・朝鮮半島。花の並び方(花序)がレンゲに似る。花の上半分は紫紅色、下方は白色である。花の竜骨弁の舷部中央で著しく内曲し、舷部の先は尖る。花弁の軸や花柄に蜜腺がある。日本では高知県で2000年に採集された。山口県では、南敦が山口県立山口博物館に以前、不良な標本を入れていたが、良い花の標本は2012年10月3日、南敦と岡村敏子が山口市徳地三谷の林道法面から採集したものである。これも山口博物館に入れておいた。(南敦)

山口県山口市徳地三谷 2015年9月14日 南敦撮影

山口県山口市徳地三谷 2015年11月21日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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