ハナカタバミ

Oxalis bowiei Herb.  [カタバミ科]

 原産地は南アフリカ。世界各地の暖地に観賞用に栽培され逸出野生化した。日本には江戸時代に観賞用として入り、逸出し拡がった。山口県では、『山口県植物誌』によると、「大島郡日前、1968年9月23日、岡国夫」が一番早い記録である。大島郡ではミカン園などに多く、害草として困られている。今(2017)では県下の沿海地から数km離れた内陸部にも広く拡がっている。花も葉も大きいので分かりやすい。(南敦)

山口県周防大島町情島 2015年9月15日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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