チュウゴクヒトツバハギ〈新称〉

Securinega suffruticosa (Pall.) Rehd. [ミカンソウ科]

 中国名は「叶底珠、一叶萩」。2016年9月4日、山口県山口市徳地野谷白井川上流域の「緑資源幹線林道 鹿野-豊田線」法面で採集した。樹幹を切った後に1~1.5mの萌芽が10本位出ていた。萌芽の葉(写真の左と中)は日本のヒトツバハギS. suffruticosa (Pall.) Rehd. var. japonica (Miq.) Hurusawa (写真右)より葉は小さく丸みを持ち、表面につやがある。『中国高等植物図鑑』の図に一致する。日本のヒトツバハギの基本種(母種)になる。標本は山口県立山口博物館に入れてある。(南敦)

山口県山口市野谷白井川上流 2016年9月7日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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