フウセンカズラ

Cardiospermum halicacabum L.  [ムクロジ科]

 原産地はインドからアフリカ。世界各地で観賞用に栽培され、逸出して野生化した。日本には明治年間に観賞用として入った。第二次世界大戦後は多く栽培され、逸出し野生状態になっている。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録で、「田布施町小行司、1979年7月12日、南敦」が最初である。変種のコフウセンカズラvar. microcarpum (Kunth) Blume は果実の稜(翼)が2㎜以上あり、沖縄方面に多く、南敦らの標本が山口博物館に入っている。(南敦)

山口県光市虹ヶ丘 2015年10月19日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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