ヘデラ(キヅタ属)

Hedera spp.   [ウコギ科]

 多数の種類がある。原種は緑化用。斑入り・奇形は装飾用に用いられる。日本のキヅタによく似たものに、カナリーキヅタH. canariensis Willd. 、コルシカキヅタH. colcica Kock 、セイヨウキヅタH. helix L.、その他がある。逸出帰化するものは原種や、斑入り・奇形の状態が消失したものが多い。葉の最も大きくなるのはカナリー、次はセイヨウの可能性があるが、葉の大小や形には著しい変異があり、種類の決定は容易ではない。大きい葉は通称オオバヘデラと言われている。(南敦)

〈オオバヘデラ〉山口県光市光井 2016年8月26日 南敦撮影

〈斑入り〉山口県光市光井 2016年8月26日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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