2021.03.04 13:34ウチワゼニクサHydrocotyle verticillata Thunb. var. triradiata (A.Rich.) Fernald [ウコギ科]別名:タテバチドメグサ 団扇銭草、楯葉血止草。原産地は北アメリカ南部。世界の熱帯、亜熱帯に広く帰化している。日本では1960年頃から魚類飼育用水槽に入れられるために販売。これを捨てたものが拡がった。2007年10月14日、宇部市車地(二俣瀬)のビオトープでは広く拡がっていた。南敦は2007年、佐波川の洲で採集した。葉の表面を垂直にする性質がある。車地の標本は山口県立山口博物館に入れてある。同館初の記録となる。(南敦)
2021.03.03 15:37カミヤツデTetrapanax papyrifer (Hook.) K.Koch [ウコギ科]別名:ツウダツボク、ツウソウ 原産地は中国南部、台湾。低木で暖地では冬も常緑。冷涼地では地上部は枯れる。日本には明治時代に入ったらしい。多分、東京大学の小石川植物園という話はあるが確証はないという。根系でもってよく増殖する。山口県では、山口県立山口博物館の記録は、「宇部市藤山、1995年6月6日、岡国夫」がはじめである。(南敦)
2021.03.03 15:32ヘデラ(キヅタ属)Hedera spp. [ウコギ科] 多数の種類がある。原種は緑化用。斑入り・奇形は装飾用に用いられる。日本のキヅタによく似たものに、カナリーキヅタH. canariensis Willd. 、コルシカキヅタH. colcica Kock 、セイヨウキヅタH. helix L.、その他がある。逸出帰化するものは原種や、斑入り・奇形の状態が消失したものが多い。葉の最も大きくなるのはカナリー、次はセイヨウの可能性があるが、葉の大小や形には著しい変異があり、種類の決定は容易ではない。大きい葉は通称オオバヘデラと言われている。(南敦)