コメツブヤエムグラ

Galium divaricatum Pourr. ex Lam.  [アカネ科]

別名:ヒメヤエムグラ

 原産地は南ヨーロッパ。世界の暖帯を主に帰化。2016年6月25日、山口植物学会は岩国市愛宕町1丁目の造成地や近くの路傍にかなりの群生を見た。次の特徴を持つ。茎や葉、花序のいずれも繊細で、葉序は6~8輪生である。茎は著しく叢生する。果実は2つが結合し無毛である。南敦の標本は山口県立山口博物館に納めてある。これが山口博物館の初記録となる。(南敦)

山口県岩国市愛宕町 2016年6月25日 南敦撮影

〈葉序〉山口県岩国市愛宕町 2016年6月25日 南敦撮影

〈果実〉山口県岩国市愛宕町 2016年6月25日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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