ヒレアザミ

Carduus crispus L.  [キク科]

 原産地はユーラシア大陸。世界の暖帯に拡がった。日本には相当古くから来たらしいが、江戸時代には確認されている。山口県では、『山口県植物誌』の記録によると、「阿武郡蔵目喜、1966年6月12日、三宅貞敏」が最初である。茎に鋸歯のある翼があり、近似のアザミと明確に区別できる。石灰岩の所をやや好むような分布をしている。秋吉台でよく見られる。(吉田紀美子)


山口県美祢市伊佐町河原 2016年7月9日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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