ローマカミツレ

Chamaemelum nobile (L.) All.  [キク科]

 ヨーロッパ原産の多年生草本。本来は牧草地雑草。糸状の細い葉がカミツレモドキより大きく、芳香がある。花期は春から夏。江戸幕府が1818年、観賞用にオランダから取り寄せたが、逸出して現在(2017)は道路脇、建物の植込み等で雑草化している。山口県立山口博物館には、標本記録はなかった。逸出野生化は近年からであろう。(田邊護)

山口県下関市長府外浦 2016年3月16日 田邊護撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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