アメリカハマグルマ

琉球列島

Sphagneticola trilobata (L.) Pruski  [キク科]

 熱帯アメリカ原産の蔓性多年生草本で、1970年代に地被植物として導入された。南西諸島各地に逸出、定着した。葉身は鋸歯が大きく張り出し、ほこ形~鳥足状となる。これにより近似種と区別できる。長さ6~15cmの花茎に直径約4cmの頭花を単生する。痩果は三角状狭卵形、褐色で、表面はいぼ状突起がある。標本は南敦により、山口県立山口博物館に納めてある。(石光照彦)

沖縄県沖縄島 2011年12月9日 吉岡恭三撮影

〈花〉沖縄県沖縄島 2011年12月9日 石光照彦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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