イガオナモミ

Xanthium orientale L. subsp. italicum (Moretti) Greuter  [キク科]

 原産地は不明。現在はアメリカやアジア、オーストラリアなどの暖帯に広く分布する。日本では1950年代に東京で見出された。山口県では、『山口県植物誌』によると、「熊毛郡長島、1968年10月6日、和田益夫、やや希」が最初である。暖帯下部を好む。下松市笠戸島、柳井市柳井港・平郡島、上関町室津などに多い。果実の刺に更に小さい刺が密に開出する。(南敦)

山口県柳井市平郡北 2016年9月17日 南敦撮影

〈果実〉山口県柳井市平郡北 2016年9月17日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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