オニウシノケグサ

Schedonorus phoenix (Scop.) Holub  [イネ科]

 原産地はヨーロッパ。世界の亜寒帯から暖帯にわたって分布する。日本で砂防用や牧草に多く用いられるようになったのは、第二次世界大戦後である。山口県では、『山口県植物誌』によると、「阿武郡地福、1964年5月24日、岡国夫」が最初である。よく似たヒロハウシノケグサとの違いは次のとおりである。但し、( )内はヒロハウシノケグサ。小花の芒は1~4㎜(ない)。葉身の耳部の縁には短毛がある(ない)。(南敦)

山口県周南市上村 2016年4月23日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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