セイバンモロコシ

Sorghum halepense (L.) Pers.  [イネ科]

 原産地はヨーロッパ。各国各地に拡がっている。日本では第二次世界大戦後に関東地方に見出された。山口県では、『山口県植物誌』によると、「下関市一の宮、1952年12月12日、勝本謙」が最初の記録である。栽培しているトウキビに近似して、至る所に生育している。この種の小穂に芒を欠く型を品種のノギナシセイバンモロコシ(別名、ヒメモロコシ) f. muticum Hubb.という。基本種と混ざって生育していることがある。(南敦)

山口県光市島田市 2015年10月19日 南敦撮影

〈小穂〉山口県光市島田市 2015年10月19日 南敦撮影

〈ヒメモロコシ小穂〉山口県光市島田市 2016年7月9日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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