イヌシバ

Stenotaphrum secundatum (Walter) Kuntze  [イネ科]

 原産地は熱帯アメリカ。世界の熱帯・亜熱帯を中心に芝生に用いられ逸出した。日本では1966年、福岡県で採集された。南敦は山口市徳地野谷(2008年6月13日)や周防大島町伊保田で採集し、標本は山口県立山口博物館に納入している。山口市徳地野谷のものが同館初記録という。また、大東島や与那国島の標本も同博物館や広島大学に納入している。いずれも芝生として植えられたものである。普通、葉は短く厚い。やや鈍頭である。(南敦)

山口県周防大島町伊保田 2016年4月14日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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