2021.02.28 17:35トゲミノキツネノボタンRanunculus muricatus L. [キンポウゲ科] ヨーロッパ原産。各国に帰化した。日本では1915年に仙台市で見つかった。その後、西日本に拡がった。山口県では、『山口県植物誌』の記録によると、「山口市白石、1930年4月23日、小田常太郎」が最初である。茎は無毛、集合果の果皮に鉤状刺針がある。山口市を中心に光市まで拡がっている。(南敦)
2021.02.28 17:26クロタネソウNigella spp. [キンポウゲ科]別名:ニゲラ 原産地は地中海沿岸から西アジア。いろいろな種や品種がある。日本には明治初年には入った。2000年頃から、家のまわりや道路、海浜などに多数野生化しはじめた。例えば、周防大島町情島、柳井市平郡島、上関町長島・室津、下関市蓋井島。南敦が2015年5月30日、上関町福浦で採集し、山口県立山口博物館に標本を出したのが最初の記録である。(南敦)
2021.02.28 17:18キクザキリュウキンカFicaria verna Huds. [キンポウゲ科] ヨーロッパ原産の多年生草本。日本では、1993年植村修二が大阪で帰化を見つけたのが最初である。2015年2月10日、周南市周陽のある家の庭に自然に多数生えていた、未知の植物の同定を友人から求められた。開花すると標記の植物と分かった。栽培すると多数の個体になった。2017年2月18日に開花。山口県立山口博物館には標本を納めた。同館の初記録である。(南敦)
2021.02.28 17:14ヒエンソウConsolida spp. [キンポウゲ科]別名:チドリソウ 原産地はヨーロッパ南部。いろいろな種類があり、世界各地で栽培される。山口県では、暖かい所が好きで、光市牛島や上関町、周防大島町などで、花壇のものが逸出し、群生している。写真は上関町に多く野生しているものである。この写真の標本は山口県立山口博物館に納めてある。(南敦)
2021.02.28 17:08シュウメイギクAnemone hupehensis (Lemoine) Lemoine var. japonica (Thunb.) Bowles et Stearn[キンポウゲ科] 原産地は中国。世界の暖帯を中心に観賞用として渡った。日本には江戸時代に観賞用に入り、冷涼地に多く野生化した。山口県では、『山口県植物誌』によると、「山口市氷上、1891年10月1日、二階重楼」が最初である。(井川孝子)