2021.03.16 06:05コカナダモElodea nuttallii (Planch.) St.John [トチカガミ科] 原産地は北アメリカ。ヨーロッパに帰化。日本には昭和時代初期に実験用植物で輸入した。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「山口市吉田、1983年10月14日、岡国夫」が最初である。南敦は1987年頃田布施町納所池に全面密集したものや島田川の所々に群生したものを採集し、山口博物館に出している。現在(2017)、納所池は「釣り禁止」の有刺鉄線が張られ、採集できない。島田川では見つからない。葉は3輪生が多く、全体オオカナダモより繊細である。(南敦)
2021.03.16 05:58オオカナダモEgeria densa Planch. [トチカガミ科] アルゼンチン原産。大正中頃生理実験材料としてアメリカから輸入し逸出した。池、湖沼、溝、河川に群生する沈水生の多年生草本。日本には雄株のみ帰化。水上に直径約1.5cmの3弁の白色花を開くが1日花である。山口県では、『山口県植物誌』によると、「山口市湯田、1941年8月25日、A.Yano」が一番早い記録である。(田邊護)