ノハラツメクサ

Spergula arvensis L. var. arvensis  [ナデシコ科]

 オオツメクサ Spergula arvensis L. var. sativa Kochの基本種(母種)。原産地はヨーロッパ。日本には明治の初期に入った。山口県では、『山口県立山口博物館収蔵資料目録植物標本目録Ⅱ』(1997)によると、「阿武郡阿東町徳佐徳佐高校農場、1972年11月28日、見明長門」の記録が一番早い。2015年12月には、防府市の山口農業大学の牧場に全面密生していた。全体オオツメクサと近似だが、種子の表面に白色の棒状突起がある。(南敦)

山口県防府市下坂本 2015年12月12日 南敦撮影

〈花〉山口県防府市下坂本 2015年12月12日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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