トゲミノキツネノボタン

Ranunculus muricatus L.  [キンポウゲ科]

 ヨーロッパ原産。各国に帰化した。日本では1915年に仙台市で見つかった。その後、西日本に拡がった。山口県では、『山口県植物誌』の記録によると、「山口市白石、1930年4月23日、小田常太郎」が最初である。茎は無毛、集合果の果皮に鉤状刺針がある。山口市を中心に光市まで拡がっている。(南敦)

山口県周南市金剛山 2016年3月20日 南敦撮影

〈花〉山口県周南市金剛山 2016年3月20日 南敦撮影

〈集合果〉山口県周南市金剛山 2016年4月14日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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