ヒハツモドキ

琉球列島

Piper retrofractum Vahl  [コショウ科]

別名:ジャワナガゴショウ、 方言:ヒハーチ

 原産地は東南アジア。沖縄にいつ頃入ったかは不明。各島で石垣等に栽培され、また野生化。実を乾燥して粉末にし、香辛料として利用される。2012年12月17日、山口植物学会が琉球列島波照間島を調査した時、石垣やまわりの木に栽培か、野生かわからぬような状態で多数生育していた。フウトウカズラに似るが、葉身は細長く、紅い集合果はトウガラシに似る。南敦の波照間島の標本は山口県立山口博物館に納めてある。(南敦)

沖縄県波照間島(他の島では見ていない) 2012年12月17日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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