カラクサケマン

Fumaria officinalis L.  [ケシ科]

 原産地はヨーロッパ。日本には明治時代後期に渡ってきて、最初北海道に帰化した。山口県では、山口県立山口博物館によると、「周防大島町東安下庄安高、1981年5月13日、南敦」の標本が最初である。その後同町立岩辺りに大繁殖をしていたが、2015年同町平野にも拡がった。この植物の汁にひどくかぶれる人もあり、イノシシも食べない毒草。花・葉の形や色の変異が大きい。いずれの標本も山口県立山口博物館に出してある。(南敦)

山口県周防大島町平野 2015年4月23日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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