アカバナナガミヒナゲシ〈新称〉

Papaver dubium L.  [ケシ科]

 ナガミヒナゲシの花の色が橙色なのに対し、この種類は赤色である。ときどき、この種類を見ているが、山口市徳地八坂の県の天然記念物「妙見社の大イチョウ」一帯のものは、どれもこの色である。花の色以外の形質の違いはまだわからない。「赤花」の系統としてアカバナナガミヒナゲシの名をつけておく。八坂の標本は山口県立山口博物館に出してある。(南敦)

山口県山口市徳地八坂 2016年4月22日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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