アメリカヅタ

Parthenocissus inserta (Jos.Kern.) Fritsch  [ブドウ科]

 原産地は北アメリカ。世界の暖帯地方で観賞用に栽培され、逸出野生化をしている。日本には大正年間に入った。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「下松市花岡、1954年11月14日、岡国夫」が最初である。アメリカヅタは5小葉で、近似のナツヅタやアマミナツヅタは3小葉であるから区別できる。(南敦)

山口県上関町戸津 2015年10月5日 南敦撮影

〈花序〉山口県上関町戸津 2016年6月16日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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