タカサゴイチビ

琉球列島

Abutilon indicum (L.) Sweet subsp. indicum  [アオイ科]

別名:シマイチビ

 原産地はインド。繊維をとるために世界に拡がり、逸出野生化した。高さ約2m位になる多年生草本であるが、与那国島浦野の海岸には特に多く、風が強いためか高さ約30cm、広さ6㎡程の群落を諸所に形成していた。近似のタイワンイチビは葉の表面が緑色で細かい皺があるが、タカサゴイチビの葉は滑かで灰白色の軟毛を密生する。花は午後遅く開花する。南敦の標本が山口県立山口博物館に出してある。(富永啓介)

沖縄県与那国島 2017年4月11日 富永啓介撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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