Daucus carota L. [セリ科]
原産地は地中海地域。世界の温帯や暖帯に広く野生。野菜のニンジンと茎葉や花、果実は同じであるが、根が太らない。日本では昭和のはじめ、牧野富太郎によって見出された。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「秋芳町秋吉台、1978年8月17日、南敦」が最初である。その後、南敦は山口市徳地野谷などで採集したものを栽培してみたが、根は太くならなかった。現在は両場所とも見られなくなっている。(南敦)
山口県山口市徳地野谷 2004年5月11日 南敦撮影
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