トウワタ

Asclepias curassavica L.  [キョウチクトウ科]

 原産地は熱帯アメリカ。世界の熱帯~亜熱帯に広く栽培され、また逸出野生化している。日本でも明治のはじめに温室植物として入った。沖縄方面では庭に栽培され、それが野生化した。山口県では、山口県立山口博物館の標本では、「橘町安下庄、1989年10月4日、真崎博」が最初である。現在(2017)、周防大島町ほかの沿海地や島嶼部に少なくない。南敦は2011年11月12日、下関市吉母で萼が黄色のキバナトウワタを採集した。(南敦)

山口県上関町室津 2015年9月23日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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