2021.03.05 00:52フウセントウワタGomphocarpus physocarpus E.Mey. [キョウチクトウ科] 原産地は南アフリカ。世界の暖地に栽培され、切花にもされている。日本でも暖地に最近栽培されはじめた。山口県でも沿海地の人家に少しずつ植えられているが、その逸出がかなり多い。山口県立山口博物館の標本記録では、「光市虹ケ浜光総合病院駐車場、2010年8月6日、南敦」がはじめである。周防大島町や上関町などの沿岸でかなり多く野生化している。(南敦)
2021.03.04 14:28トウワタAsclepias curassavica L. [キョウチクトウ科] 原産地は熱帯アメリカ。世界の熱帯~亜熱帯に広く栽培され、また逸出野生化している。日本でも明治のはじめに温室植物として入った。沖縄方面では庭に栽培され、それが野生化した。山口県では、山口県立山口博物館の標本では、「橘町安下庄、1989年10月4日、真崎博」が最初である。現在(2017)、周防大島町ほかの沿海地や島嶼部に少なくない。南敦は2011年11月12日、下関市吉母で萼が黄色のキバナトウワタを採集した。(南敦)
2021.03.04 14:24ツルニチニチソウVinca major L. [キョウチクトウ科] 原産地はヨーロッパ。昭和時代初期に観賞用に日本に入ったらしい。適応性のある植物でよく逸出し、野生化して大群生地をつくった所も少なくない。山口県立山口博物館の標本記録によれば「阿東町地福上、1964年5月24日、岡国夫」が最初である。(南敦)
2021.03.04 14:19ニチニチソウCatharanthus roseus (L.) G.Don [キョウチクトウ科] マダガスカル島やジャワ島、ブラジルなどが原産。日本には江戸時代に入った。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「宇部市ひらき台、1993年9月19日、山田孝」が最初である。花冠筒部は細長く、先は5裂して開き、直径3~4cmになり、花色は白、桃、赤色ほかいろいろある。各地に少しずつ逸出野生化している。(石光照彦)