アレチキンギョソウ

Misopates orontium (L.) Raf.  [オオバコ科]

 原産地はヨーロッパ。世界の各地に広く帰化。日本では1959年名古屋市で見つかった。山口県では、南敦が2008年6月23日、光市室積野地で採集し、山口県立山口博物館に納めた。これが同館の最初の記録である。他の砂防用種子とともに播種されたものと思われる。葉腋にできる果実(蒴果)は約9㎜のゆがんだ卵形である。近似の植物はない。(南敦)

山口県光市室積野地 2016年5月24日 南敦撮影

〈果実〉山口県光市室積野地 2016年5月24日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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