ホソバノヘラバヒメジョオン〈新称〉

Erigeron sp.  [キク科]

 2016年5月14日、長門市仙崎港広場に、不明の植物が数十本群生していた。葉は線形で幅2~4㎜。頭花は径12~13㎜。舌状花の先端は紫紅色。群生のものはいずれも同形同色。近辺にヘラバヒメジョオンの群生があり、葉幅が広く舌状花は白色。ヤナギバヒメジョオンは葉幅が広く葉縁が裏側に反る。以上の点から新しい種類と考え、上記の名をつける。証拠標本は山口県立山口博物館に納めてある。(南敦)

標本は一本の茎を三分割したもの

山口県長門市仙崎港(南敦栽培) 2016年5月30日 南敦撮影

〈花〉山口県長門市仙崎港(南敦栽培) 2016年5月27日 南敦撮影

〈根出葉〉山口県長門市仙崎港(南敦栽培) 2016年5月27日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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