ケナシヒメムカシヨモギ

Erigeron pusillus Nutt.  [キク科]

 北アメリカ原産。世界に拡がっている。山口県では、『山口県植物誌』によると「玖珂郡宇佐郷、1949年8月31日、岡国夫」が最初である。近似のヒメムカシヨモギに比べて次の点が異なる。茎葉は無毛またはごく少毛。頭花の総苞は無毛またはごく少毛。各苞片の先端に暗紫色の点がある。この点は肉眼でも見えるが、ルーペなら一層明瞭である。至る所に生育する。(南敦)

山口県柳井市黒杭ダム 1993年8月30日 南敦撮影

〈総苞〉山口県柳井市黒杭ダム 1993年8月30日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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