コカナダモ

Elodea nuttallii (Planch.) St.John  [トチカガミ科]

 原産地は北アメリカ。ヨーロッパに帰化。日本には昭和時代初期に実験用植物で輸入した。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録によると、「山口市吉田、1983年10月14日、岡国夫」が最初である。南敦は1987年頃田布施町納所池に全面密集したものや島田川の所々に群生したものを採集し、山口博物館に出している。現在(2017)、納所池は「釣り禁止」の有刺鉄線が張られ、採集できない。島田川では見つからない。葉は3輪生が多く、全体オオカナダモより繊細である。(南敦)

山口県光市島田川 1987年1月4日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

0コメント

  • 1000 / 1000