ミツカドネギ

Allium triquetrum L.  [ヒガンバナ科]

 原産地は南ヨーロッパ地中海沿岸。多年生草本。2017年4月23日、山口県周防大島町情島のごみ捨て場に数本生えていた。現在自宅に栽培。散形花序で白花は下向き、花茎や葉が三角柱という特性がある。山口県立山口博物館には写真の標本を納め、初記録となった。中池敏之『沼津の植物通信』No.481に、伊豆河津町小川の斜面に群生、とある。分類はエングラー体系ではユリ科、APGⅡ体系ではネギ科であったが、APGⅢ体系ではヒガンバナ科になっている。(南敦)

山口県周防大島町情島 2017年4月23日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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