ナピアグラス

琉球列島

Pennisetum purpureum Schumach.  [イネ科]

別名:ネピアグラス

 熱帯アフリカ原産で高さ約2mの多年生草本。世界の熱帯・亜熱帯に牧草として入り、逸出野生化した。日本でも沖縄県や鹿児島県奄美諸島に入り、至る所で見られる。大きな円柱状の花穂は直径2cm、長さ10~40cm。小穂の基部からは黄褐色、約3cmの芒を開出する。近似のエノコログサよりは全体著しく大きく、花穂の色も黄褐色である。南敦の琉球各島の標本は山口県立山口博物館と広島大学に納めている。(南敦)

沖縄県石垣島 2017年4月10日 富永啓介撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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