ミジンコウキクサ

Wolffia globosa (Roxb.) Hartog et Plas  [サトイモ科]

 原産地はヨーロッパ南部。世界各地に拡がる。明治時代に日本に来た。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録で、「柳井市古開作、1981年7月15日、南敦」が最初である。種子植物では一番小さい。葉状体は卵形~楕円形で長さ約0.8㎜、幅約0.4㎜である。多年生草本で主に出芽によってふえる。だが、夏~秋に約0.1㎜の花をつける。ハス田などの肥沃な水面でよくふえ、全面を被う。山口県内では岩国市から柳井市の間に多い。(南敦)

山口県柳井市古開作(1目盛りは1㎜) 2016年9月28日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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