2021.02.28 05:01ミルスベリヒユ琉球列島Sesuvium portulacastrum (L.) L. [ハマミズナ科]別名:ハマスベリヒユ、ハマミズナ 原産地は南アフリカ。熱帯~亜熱帯に分布する。鹿児島県種子島以南の海岸に帰化。2014年1月14日~15日、南大東島と北大東島では変種のシロミルスベリヒユvar. tawadanumK.Nakajimaばかり、2017年与那国島と波照間島では基本種(紫花)ばかりであった。だが、波照間島で見られた大きなものは、Y.Listでのオオミルスベリヒユf. majusK.Kayamaに当たると思われる。標本は山口県立山口博物館に納めてある。(南敦)
2021.02.28 04:53ハナヅルソウMesembryanthemum cordifolium L.f. [ハマミズナ科] 原産地は南アフリカ。江戸時代末期に園芸植物として日本に入った。ツルナに近似していて、暖地の海近くの庭や温室に栽培された。山口県では、山口県立山口博物館の記録によると、「東和町佐連、1992年12月19日、南敦」が最初である。この種はよく増えるので捨てられたものが拡がる。その後、周防大島町・柳井市・上関町・防府市などの海岸や沿海地に群生を見る。(南敦)
2021.02.28 03:46マツバギクLampranthus spp. [ハマミズナ科] 和名は属名である。1890年頃渡来。常緑多肉の多年生草本。近年は赤、紫、橙、黄、白色などいろいろな花色や形態の種や品種のものが栽培されている。南敦は「2016年8月10日、山口県平生町佐賀港」ほかの標本を山口県立山口博物館に入れている。平生町佐賀港のものがはじめの記録である。(田邊護)