ナンバンカラムシ

Boehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nivea  [イラクサ科]

 原産地はアジア大陸。全面に立った粗い毛を生じる。繊維をとるため日本に渡来した。山口県では、『山口県植物誌』の記録によれば、「宇部市上小野、1957年9月25日、岡国夫」が最初である。繊維は近似のカラムシより強い。その後、ナンバンカラムシから繊維のもっと強いラミーという品種が現れて、第二次世界大戦まで、多くの畑に植えられた。これはその後も道端などに残り増殖している。(南敦)

〈ラミー〉山口県田布施町上松尾 2017年7月3日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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