アオゲイトウ

Amaranthus retroflexus L.  [ヒユ科]

 原産地はアメリカ。世界の温帯から熱帯に拡がっている。日本には第二次世界大戦後に入った。山口県では、『山口県植物誌』によると、「下関市突堤、1969年9月13日、三宅貞敏、やや希」が最初の記録である。現在(2017)は山口県内の河川敷や道端、休耕田など至る所に見られる。近似のアオゲイトウ類に比して、花穂が太く短い。名前に「アオ」がついているが、茎や葉が紅いことが少なくない。(南敦)

山口県光市立野 2015年11月24日 南敦撮影

〈花序〉山口県光市立野 2015年11月24日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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