アブラギリ

Aleurites cordata (Thunb.) R.Br. ex Steud.  [トウダイグサ科]

 日本に自生していたものか、中国や朝鮮から入ったものかは不明。山口県では第二次世界大戦中に植えられた。オオアブラギリと比べて、葉身基部などの腺体に3~5㎜の柄がある。果実は頂部の突起がなく、3~4本の溝がある。山口県立山口博物館の標本記録では、「山口市大内山口県農業学校植物園、1896年6月9日、二階重楼」が最初。下関市白滝山や一の俣湖周辺に多く、写真の標本は山口博物館に納めてある。(南敦)

山口県下関市白滝山 2016年8月20日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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