オオアブラギリ

Aleurites fordii Hemsley  [トウダイグサ科]

別名:シナアブラギリ

 原産地は中国。桐油採取のため各国で植えられた。日本では昭和時代に入って、暖地を中心に広く栽培され、今は野生化している。山口県では、山口県立山口博物館の標本記録で、「岩国市錦帯橋畔山口営林署出張所、1959年5月20日、和田益夫」が最初である。果実は先に突起があり、表面に溝がない。葉柄頂部の腺体の柄は2㎜以下である。(南敦)

山口県下関市白滝山 2016年8月20日 南敦撮影

〈花〉山口県下関市白滝山 2002年5月2日 南敦撮影

〈腺体〉山口県下関市白滝山 2002年5月2日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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