オオキレハマツヨイグサ

Oenothera grandis (Britton) Smyth  [アカバナ科]

 原産地不明。荒れた畑を這う。花は濃黄色で大きい。葉も大きく、葉の縁は大きな鋸歯になる。浅井康宏は1999年にコマツヨイグサから分類した。葉が狭卵形でほとんど全縁のものを品種のマルバコマツヨイグサ f. integrifolia Jansen et Kloos とした。牛島の南側に多い。普通、コマツヨイグサ(キレハマツヨイグサ) Oenothera laciniata Hill といわれるものは地面を這うものを総括したもの。立性のタチコマツヨイグサを分類する人もある。いずれも検討を要する。これらは山口県立山口博物館に出してある。(南敦)

山口県山口市二保 2015年10月30日 南敦撮影

山口・琉球等帰化植物図鑑 2017

2020年12月、山口植物学会は「山口・琉球等帰化植物図鑑 第2巻」を刊行いたしました。ところが、2017年刊行の初巻がすでに売り切れて、手に入らなくなっていました。そこで、このサイトで初巻の内容を公開することにいたしました。第2巻だけをお持ちの方はぜひ、このサイトをご併用ください。

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